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066:スパイスの隠れた美容効果

■スパイスを活用して健やかなお肌に

健やかなお肌を保つために、食事は大切な要素の一つです。
栄養バランスを考えた食事を摂ることも大切ですが、食事に美容効果が期待できるスパイスを取り入れることで、健やかなお肌を目指すことができます。
スパイスには様々な種類がありますが、比較的手に入れやすい身近なスパイスにも、美容に良いと言われているものがたくさんあります。

美容におすすめのスパイス

◎シナモン

甘い香りと味が特徴的で、お菓子や飲み物などに使われるスパイスです。
シナモンには毛細血管を健やかに保つ働きがあると言われます。
毛細血管は、皮膚や髪を作る細胞に栄養と酸素を運ぶ重要な役割を担ってくれています。
加齢やストレスなどで毛細血管が衰え血流が悪くなると、十分な栄養や酸素が行き届かなくなり、その結果お肌の新陳代謝が低下し、シミ、シワ、たるみを引き起こす原因になります。
シナモンを摂取することで、毛細血管が健やかに保たれ血流が良くなると、皮膚や髪を作る細胞に栄養と酸素が行き渡り、お肌の新陳代謝が正常化され、健やかなお肌につながります。
また、血流が良くなることで、冷え性の緩和につながるほか、シナモンには不要な水分や老廃物を排出するカリウムが含まれているため、むくみの予防にも効果が期待できます。

◎ターメリック

ショウガ科の植物の根を乾燥させたもので、日本ではウコンとして親しまれています。
ターメリックには、クルクミンというポリフェノールが豊富に含まれており、この成分が美容に多くの効果をもたらしてくれると言われています。
クルクミンには、体内で発生する活性酸素の活動を抑制する働きがあります。
体内で過剰に発生した活性酸素はお肌の酸化の原因となり、シミ、シワ、たるみ、くすみなどのお肌トラブルを招いてしまいます。
お肌の酸化については「お肌の酸化」をご覧ください。
ターメリックを摂取することで、クルクミンの働きにより、過剰に発生した活性酸素が抑制され、お肌トラブルの予防につながります。

◎クミン

カレー粉の中心となるスパイスです。
クミンの美容効果の一つは、鉄分の豊富さです。
クミンには、小さじ1杯に約1.4~2mgの鉄分が含まれており、1日の鉄分摂取量のうち、女性だと約14%、男性だと約23%に相当する量が含まれています。
鉄分が不足すると貧血の症状が起こりやすくなります。
貧血は、お肌のツヤや血色を損なうだけでなく、疲労感や倦怠感などの症状も引き起こします。
クミンを摂取することで、鉄分の不足を防ぎ、お肌のハリや健康を保つことにつながります。

◎レッドペッパー

赤唐辛子を焙煎して粗挽きしたスパイスです。
レッドペッパーに含まれる辛味成分のカプサイシンは、身体を温めることから代謝がアップし、痩せやすく太りにくい身体づくりに役立ちます。
また、カプサイシンを摂取すると、唾液の分泌と発汗が促されます。
汗の中には水分だけでなく油分も豊富に含まれており、お肌にうるおいを与えながら水分が蒸発することを防いでくれるため、うるおいのあるお肌につながります。

ただし、美容に良いからとスパイスを過剰に摂取することは良くありません。
スパイスには適正量があるため摂取量には十分お気をつけいただき、スパイスで美味しく美肌を目指してください。

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