■夏野菜でお肌をサポート
夏は暑さと強い紫外線によって体力を消耗しやすく、お肌に負担がかかる季節です。
この時期は、お肌の不調が起こりやすいため、普段のスキンケアに加えて、身体の内側からのケアも重要です。
夏が旬の野菜には、水分やビタミン、ミネラル、抗酸化物質が豊富に含まれています。
これらの野菜をバランスよく摂取することで、夏の暑さや紫外線からお肌を守り、健康的で美しいお肌を維持するのに役立ちます。
季節ごとの野菜が持つ美容効果については「冬野菜が持つ美容効果」「春野菜に秘められた美容効果」に記載しておりますので、そちらをご覧ください。
夏野菜に含まれる栄養素
◎トマト
トマトの赤色の色素であるリコピンは、高い抗酸化作用を持つ栄養素で、紫外線からお肌を守る働きがあり紫外線によるダメージを軽減し、お肌の老化を防ぐのに役立ちます。
トマトにはビタミンCも多く含まれており、免疫力のアップやシミ、そばかすの原因となるメラニンの生成を抑えたり、お肌のくすみを予防する働きが期待できます。
◎キュウリ
夏野菜の代表格であるキュウリは高い水分含有量が特徴で、お肌の保湿に役立ちます。
暑い季節は汗をかきやすく、体内の水分が失われやすいため、キュウリを摂取することで身体の内側から水分補給ができ、水分を十分に保つことでお肌の乾燥を防ぎ、柔らかく弾力のある状態を保つのに効果的です。
また、キュウリに含まれるカフェ酸はポリフェノールの一種で炎症を和らげる効果があり、日焼けなどで炎症を起こしたお肌を落ち着かせるのに役立つと言われています。
◎ナス
ナスにはカリウムや食物繊維が豊富に含まれています。
カリウムは、体内の水分バランスを調整し余分な塩分を排出してくれる働きがあるため、むくみ予防が期待でき、食物繊維は腸内環境を整え肌荒れを防ぎ、便秘解消にも効果があると言われています。
また、ナスの皮には、ナスニンという抗酸化物質が多く含まれており、老化の原因となる活性酸素からお肌を守ってくれるそうです。
◎オクラ
オクラには、抗酸化作用があるビタミンCやビタミンAのほかカリウム・カルシウム・マグネシウムといったミネラル類も多く含んでいてお肌を健康に保つのに役立ちます。
オクラの特徴的なネバネバにはペクチンという水溶性食物繊維が含まれ、脂肪の吸収を抑えたり、腸内環境を整え、便秘予防や消化を助ける効果が期待できます。
◎枝豆
枝豆は、大豆を未成熟で緑色のうちに収穫したもので、豆類ではなく緑黄色野菜に分類されています。
枝豆に含まれるビタミンB群はエネルギー生成をサポートする働きがあり、疲労回復や夏バテ防止に効果があると言われています。
また、お肌の修復と再生に必要な栄養素であり、お肌のハリや弾力性を維持するのに役立つタンパク質も多く含まれています。
◎パプリカ
パプリカにはビタミンのエースと言われるビタミンA、ビタミンC、ビタミンEの抗酸化作用のあるビタミンが含まれており、老化の原因となる活性酸素からお肌を守り、シミやシワを予防する働きがあるとされています。
特にお肌にハリや弾力を与えてくれるコラーゲンを生成するために必要な成分と言われるビタミンCが豊富に含まれており美肌効果が期待できます。
これらの夏野菜を日常の食事に積極的に取り入れていただき、内側からのケアを大切にすることが、美肌を維持するための秘訣となります。
色鮮やかな夏野菜を楽しみながら、健やかなお肌を目指してください。
