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073:青クマができる原因と対策

■血行不良が原因で起こる青クマ

目の下にできるクマにはいくつか種類があり、目の下が青黒く見えるクマを青クマと言います。
青クマは血行不良により、目の下の毛細血管が透けて見えている状態で、睡眠不足、スマホやパソコンを長時間使用して目を酷使することなどが原因でできると考えられています。
血液は全身の細胞に酸素を運ぶ役割を担っていますが、血流が滞ると、細胞にうまく酸素を届けることができなくなり、酸素が不足した状態になります。
酸素が不足した血液は黒っぽい色になることがあるそうで、この血液の色が透けて青黒く見えます。
目の下の皮膚を目尻に向かって引っ張った時や、目の周りをマッサージした後に、クマの色が薄くなったと感じた場合、青クマの可能性があります。

◎睡眠不足

睡眠不足が続くと、交感神経の働きが盛んになり、血管が収縮した状態になると言われています。
これにより、目の周りの血行が悪くなり、クマができてしまいます。

◎目の疲れ

スマホやパソコンを長時間使用することにより目の周りの筋肉に疲労が溜まると、血液の循環が悪くなりクマにつながります。
また、スマホやパソコンを長時間使用することで起こるドライアイや頭痛も血液の循環を滞らせてしまうため、クマを招く原因となります。
スマホやパソコンのブルーライトがお肌に与える影響については「ブルーライトにご注意を」をご覧ください。

◎コラーゲンの減少

目の周りの皮膚は顔の中でも非常に薄い部位となりますが、加齢、紫外線、食生活の乱れによるコラーゲンの減少などで、目の周りの皮膚がさらに薄くなると、青クマがより濃くはっきりと目立ちやすくなります。

◎保湿重視のスキンケア

目の周りの皮膚は非常に薄く、水分を保つ力が弱いため乾燥しやすい部位です。
乾燥によりお肌のハリが低下すると、皮膚がさらに薄くなり血管が透けやすくなるため、日頃から化粧水やクリームでしっかりと保湿することを心がけてください。
より保湿力の高い、目元専用のクリームを取り入れることでも良いと思います。
スキンケアを行なう際は、摩擦が起こらないようやさしく目の周りに触れるようにします。

◎マッサージ

目の周りをマッサージすることで、血流の改善に効果が期待できます。
マッサージをする際は、お肌にダメージが加わらないよう、クリームを塗布し、目尻から目頭に向かってやさしく滑らせるように行ないます。
また、青クマの改善には、蒸しタオルも効果的と言われています。
目元を蒸しタオルで温める、その後冷たいタオルで冷やすという、この動作を交互に繰り返すことで、血行の促進につながるそうです。

◎目を休める

意識的にスマホやパソコンを見る時間を減らしたり、ブルーライトカットの商品を利用するなど、なるべく目への負担を減らすようにしてください。

◎生活習慣の見直し

寝ている間は副交感神経の働きが盛んになり、血管が拡張されて血液の流れがスムーズになると言われるため、睡眠時間を確保するとともに良質な睡眠がとれるように心がけてください。
また、適度な運動を取り入れたり、血流の促進に効果が期待できると言われるポリフェノールや鉄分などの栄養素を含む食材を摂取するほか、湯船に浸かって体を温めることなども血行促進につながります。

目の下のクマというと、睡眠不足が原因と思われがちですが、クマにはいくつか種類があり、原因や対処方法はそれぞれ異なります。
クマに関しては「黒クマの原因とケア方法」と「茶クマができる原因と対策」も併せてご覧ください。

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