■起きた時にびっくりする顔の寝癖
朝起きて鏡を見た時、顔に枕の跡がついていたり、顔がむくんでいたりしてびっくりした経験がある方も多いと思います。
顔の寝癖は、時間の経過とともに目立たなくなりますが、実は睡眠中にお肌がダメージを受けているサインでもあります。
顔に寝癖ができる原因
◎うつぶせで寝る
うつぶせで寝ると、顔が枕やシーツに長時間触れるため、頭の重みで顔が圧迫されシワやシミなどの寝癖がつきやすくなります。
また、摩擦や皮脂の吸収によりお肌の乾燥を引き起こす原因にもなります。
◎寝具が合っていない
枕の高さや硬さが合っていなかったり、寝具の幅が狭いと動きが制限され、顔や首に負担がかかり、たるみやシワができてしまうなど顔の寝癖を定着させてしまう原因になることもあります。
枕は自分に合った高さや硬さを選び、寝具も寝返りしやすいものを選ぶと、顔の寝癖を防ぐことにもつながります。
◎ストレスをためない
ストレスがあると寝ている間、眉間にシワを寄せていたり、歯を食いしばっていたりして、シワや顔の歪みなど顔の寝癖につながります。
好きな趣味を楽しんだり、美味しいものを食べたりして、気持ちをリラックスさせることで表情も和らいでくるので顔の寝癖を防ぐことができます。
◎寝る前に塩分や甘いものなどを摂りすぎない
夜、寝る前に塩分や甘いものを摂りすぎると、むくみを招いてしまいます。
体内の塩分や糖分の量が多くなると、それを薄めるために身体に水をためこんでしまう作用が働き、血流が悪くなることで顔の寝癖につながります。
顔の寝癖解消方法
◎蒸しタオルをあてる
寝癖がついてしまったら、すぐに蒸しタオルでお肌を温めてください。
血行が良くなり、お肌の新陳代謝を活性化することが期待できます。
化粧水をつける前にお肌を温めることで、角質層への浸透も良くなります。
蒸しタオルの作り方については、「蒸しタオルでうるおいのあるお肌に」をご覧ください。
◎保湿をする
お肌が乾燥しているとハリや弾力がなく跡がつきやすくなりますので、乾燥しないようにたっぷりの化粧水でお肌にうるおいを与え、水分を逃がさないようにクリームでしっかりふたをしてください。
年齢とともに、お肌のハリや弾力は失われていくため、顔の寝癖が取れにくくなります。
そのまま放っておくと、お肌のシワやたるみ、歪みなど様々なお肌トラブルにつながりますので、より丁寧なケアをするように心がけてください。