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006:Tゾーンのスキンケア

■Tゾーンがテカらない健やかなお肌で快適に過ごす

Tゾーンとは、額(ひたい)・鼻・あごをつないだ部分のことを指します。
その範囲が、アルファベットの「T」の形に見えることから「Tゾーン」と呼ばれます。

Tゾーンはニキビやテカリなどお肌トラブルが起きやすい部分でもありますが、その主な原因と考えられるのが次の2点です。

◎皮脂腺の量

Tゾーンは他の部分よりも皮脂腺が多く、皮脂の分泌量は頬の約2倍にもなると言われています。

そのため、ニキビが出来やすく、テカリが起こり毛穴に皮脂や古くなった角質が詰まりやすい傾向にあります。

そもそもニキビはアクネ菌という菌の増殖によって引き起こされますが、そのニキビの原因となるアクネ菌は皮脂や角質を餌としているのでTゾーンはニキビが発生しやすいということになります。

◎お肌の乾燥

Tゾーンはお肌のうるおいがあるように思ってしまうかもしれませんが、実は他の部位より乾燥していることがあります。

なぜなら、べたつきやテカリが多い部分なので化粧水などによる保湿をしっかりとしないことが多いからです。

そもそも皮脂はお肌のうるおいを保つために分泌されますが、お肌が乾燥するとうるおいが不足しないよう保とうと皮脂が過剰に分泌されます。

べたつきやテカリが気になるからと保湿のお手入れを怠ると、皮脂が過剰に分泌されテカリの原因となります。

その結果、お肌の奥は乾燥しているのにテカリがヒドイという状態を引き起こしてしまいます。

これはオイリー肌と勘違いをしてしまい、間違ったスキンケアでお肌の状態が悪化する恐れがあり、大量の分泌された皮脂が毛穴に詰まってしまうと、吹き出物や毛穴の黒ずみの原因にもなります。

なお、男性に多いお悩みであるTゾーンのテカリですが、その原因となるのが男性ホルモンです。

男性ホルモンには皮脂腺の働きを促す作用があるため、男性の方がよりTゾーンがテカリやすいということになります。

また、女性は35歳を過ぎると年齢を重ねるごとに皮脂量が減少していくと言われていますが、男性は30代を過ぎても皮脂量が変わらないと言われます。

Tゾーンのテカリを防ぐには正しいスキンケアが必要です。

Tゾーンとは

額・鼻・あごをついないだT字形の部分のことです。
他の部位よりも皮脂腺が活発で、皮脂の分泌量が頬の2倍と言われています。
ニキビやテカリなどお肌トラブルが起きやすい部分でもあります。

Tゾーンのケア方法

皮脂の分泌が活発なTゾーンは、洗顔で毛穴に詰まった皮脂や古い角質などの汚れを落とすことが大切です。

ただし、汚れを落とそうと洗浄力の高い洗顔料を選んだり洗顔時にゴシゴシ擦ったり、洗顔をし過ぎるとお肌に必要な皮脂まで落としてしまうこととなり、皮脂の過剰分泌を招いてしまうため注意してください。

洗顔料はご自身のお肌に合ったものを選ぶことが大切ですが、適度な洗浄力があり保湿成分が配合されたものを選ばれることをおすすめします。

洗顔料をよく泡立て、最初に皮脂の分泌が活発なTゾーンに泡をのせ、お肌を傷つけないようたっぷりの泡でやさしく丁寧に洗います。

Tゾーンはべたつくからと保湿のお手入れを怠ることがないよう、洗顔後はTゾーンにも化粧水で丁寧にうるおいを与えてあげます。

その後は、化粧水で与えた水分が蒸発しないようクリームなどでふたをします。

オイリー肌の方やべたつきが気になる方は、さっぱりタイプのクリームなどを選んだり、使用量を調節します。

そのほかの対策としては、Tゾーンである額(ひたい)・鼻・あごは、顔の中でも盛り上がっているパーツのため、紫外線を受けやすい部分です。

紫外線はテカリの他にもさまざまなお肌トラブルを招く原因となるため、日焼け止めでしっかりと紫外線対策を行なうことも大切です。

また、皮脂を取るために用いられるあぶらとり紙ですが、使いすぎると皮脂を取りすぎて皮脂分泌をより進めたり、摩擦によって乾燥を招いてしまいます。

ティッシュであれば余分な皮脂だけを落とし、必要な皮脂は残してくれるため、気になる皮脂はティッシュで押さえる程度にすることをおすすめします。

もし、あぶらとり紙を使いたいときはやさしく押さえる程度にしてください。

Tゾーンがテカらない健やかなお肌で快適に過ごしてください。

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