■体の冷えとお肌のトラブル
体の冷えが健康に良くないことは知られていますが、実はお肌のトラブルにも関係があると言われています。
体が冷えているときは体の血流が悪い状態となっています。
血液はお肌に必要な栄養などを運んでいますが、血流が悪くなるとお肌に栄養が行き渡りにくくなり、古い角質と新しい角質が入れ替わるターンオーバーが乱れ、乾燥などのお肌トラブルが起こりやすくなります。
逆に体が温まり血流が良くなると、お肌に栄養などが行き渡り、うるおいのあるお肌に近づきます。
お肌の温度
理想的なお肌の温度は、体温よりも少し低い32℃~34℃と言われています。
冷たい手でスキンケアをするとお肌の温度が下がってしまい乾燥しやすい状態となるため、いつもより丁寧な保湿ケアが必要となります。
お肌の温度は高いほうが化粧水やクリームのなじみが良くなりますので、スキンケアの前には、お湯などで手を温めておくことをおすすめします。
体の冷えを改善する
うるおいのあるお肌を保つためには、体の冷えへの対策を意識した生活を送ることが大切です。
1)服装に気をつける
冷房の効いた部屋では、靴下をはく、カーディガンを羽織る、ひざ掛けをするなど、冷気で体が冷えないようにしてください。
また、汗をかくと体が冷えるため、汗を吸い取ってくれる下着の着用をおすすめします。
2)湯船に浸かる
お風呂に入る際、シャワーのみで済ませてしまうと体が芯から温まらないことがあるので、湯船に浸かるようにしてください。
少しぬるめのお湯に、じんわりと汗をかく程度浸かることをおすすめします。
湯船に浸かれない場合は、足湯を行なうだけでも体が温まります。
3)適度な運動をする
適度な運動は血流を良くし、体を温めるのに効果的です。
ウォーキングやストレッチなどは手軽に始められるので、ぜひ取り入れてみてください。
4)体を温める食べ物や飲み物を摂る
冷たい食べ物や飲み物を摂りすぎると、体の内側から冷えてしまいます。
温かい飲み物を飲んだり、生姜、にんにく、ねぎなど体を温めると言われている野菜を、積極的に食事に取り入れてみてください。
体を冷やさないようにすることは、うるおいのあるお肌を保つことにつながります。
日々適切な冷え対策やスキンケアを心がけてください。