■年末年始もスキンケアは丁寧に
年末年始はクリスマスやお正月といったイベントが多く、食生活の乱れや睡眠不足、乾燥した空気など、お肌に負担がかかる要因が重なる時期です。
そのため、より丁寧なスキンケアが大切です。
年末年始に多いお肌トラブル
◎食生活の乱れによる肌荒れ
年末年始は宴会などで豪華な料理が続き、脂質や糖分を多く摂取しがちです。
さらに、お酒を飲む機会も増えるため、肌荒れが起こりやすくなると言われています。
◎睡眠不足やストレスによるお肌トラブル
パーティーや旅行の予定が増えると、睡眠の質が低下したり、疲労がたまりやすくなるため、ターンオーバーが乱れて肌荒れにつながるそうです。
◎お肌の乾燥
寒さが厳しいこの時期は、空気中の湿度が低下し、暖房の使用によって室内の湿度はさらに下がります。
湿度が低下すると、お肌の水分が奪われやすくなるため、お肌がカサついたり白っぽく粉を吹いたように見えることがあります。
また、冷たい空気や乾燥などの外的刺激により、赤み、かゆみなどのお肌トラブルが起こりやすくなります。
年末年始のケアポイント
◎生活習慣を整える
年末年始は外食や、お酒を飲む機会が増えます。
脂質や糖分を多く含む食事やお酒は控えめにし、ビタミンやミネラル、食物繊維を意識して摂るようにして、バランスの良い食事を心がけてください。
また、夜更かしを避け、十分な睡眠を取ることでお肌を健やかに保つことにつながります。
お酒がお肌に与える影響については、「お肌トラブルを防ぐお酒の上手な飲み方」に詳しく記載しておりますので、そちらをご覧ください。
◎環境が変わっても普段通りにケアする
年末年始は帰省や旅行に行かれる方も多いと思いますが、持ち運びやすいサイズのスキンケアセットを用意し、普段と同じケアを行なうことが重要です。
また、紫外線は一年中降り注いでいるため、冬でも紫外線対策は必須です。
外出時には日焼け止めを塗り、紫外線対策を行なってください。
◎保湿を徹底する
お肌を健やかに保つためには、保湿が欠かせません。
化粧水やクリームを丁寧に使用して、お肌の水分と油分のバランスを保つことが大切です。
特に乾燥が気になる部分には、重ね付けをしてください。
また、お肌のうるおいを保つために最適な湿度は60~70%程度で、湿度が50%を下回るとお肌が乾燥すると言われているため、加湿器を活用したり、洗濯物を部屋干しするなどして、適度な湿度を保つようにしてください。
ただし、湿度が60%を超えるとダニやカビが繁殖しやすくなり、お肌トラブルにつながることがあるため、60%を目安に室内の湿度を保つことをおすすめいたします。
年末年始は楽しいイベントが多い一方で、お肌にとっては負担がかかる時期です。
適切なケアといつもの生活習慣を心がけることでお肌トラブルを防ぐことにつながります。