■飛行機の機内は砂漠より乾燥している?
車や電車をはじめ様々な移動方法がありますが、特に飛行機に乗った際、機内の乾燥が気になるという方も多いかと思います。
機内の湿度は10~20%程度になるそうで、砂漠の気候に近い環境と言われています。
一般的に人が快適に過ごせる湿度が40~60%、お肌の潤いを保つために理想的な湿度が60~70%と言われるため、比較すると機内の湿度がかなり低いことが分かります。
乾燥は、お肌や髪、目や喉など、体のあらゆる部分に悪影響を与えることが考えられます。
機内での乾燥対策
◎お肌を保湿する
機内の乾燥からお肌を守るには、化粧水やクリームでこまめに保湿することが大切です。
特に、目元や口元など、乾燥しやすい部分は、重点的にケアしてください。
こまめにお肌を保湿できるように、化粧水やクリームを機内に持ち込む手荷物の中に入れておくとよいですが、持ち込める液体には制限があるためご注意ください。
◎こまめに水分補給をする
乾燥した機内では、呼吸をするだけでも体内の水分がたくさん奪われてしまいます。
体内の水分が不足するとお肌の乾燥にもつながるため、こまめに水分補給をして、体の内側からもお肌をケアしてください。
なお、水分は一度にたくさん摂っても吸収できる量には限りがあるため、こまめに摂ることが大切です。
コーヒーやお茶などに含まれるカフェインには利尿作用があり水分補給には適さないため、常温のミネラルウォーターなどがおすすめです。
◎濡れたおしぼりをテーブルの上に置く
濡れたおしぼりをテーブルの上に置くことで、おしぼりから水分が蒸発し、乾燥をやわらげる効果が期待できます。
乾燥している機内では、濡れているおしぼりもすぐに乾いてしまうため、トイレなど席を立つタイミングで、何度か濡らすことをおすすめします。
◎マスクやリップクリームなどのグッズを使う
マスクは、呼吸による水分の蒸発を防ぎ、喉や鼻の粘膜を保護する効果が期待できるほか、マスクをつけることで口周りと頬が覆われるためお肌の保湿効果も期待できます。
普通のマスクでも十分ですが、市販されているマスクの中には、水分をたっぷり含んだフィルターが入ったマスクもあるようなので、このようなマスクをつけることで、より保湿効果が期待できると言われています。
また、唇は皮膚が薄く皮脂腺が少ないため、乾燥しやすい部分です。
リップクリームで唇もこまめに保湿するようにしてください。
◎エアコンの風向きを調整する
エアコンの風は乾燥につながるため、エアコンの風向きを調整できる場合は、風が直接当たらないように、座席についたら吹き出し口を調整するようにしてください。
機内の乾燥が原因で、肌荒れを引き起こし、せっかくの楽しい旅が台無しになってしまったということがないよう、しっかりと乾燥対策を行なっていただき、健やかなお肌で旅をお楽しみください。