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054:腸内環境はお肌に影響する

■腸内環境はお肌に影響するのか?

腸内環境はお肌に大きな影響を与えると言われており、腸内環境が健康な状態は、善玉菌と悪玉菌がちょうど良いバランスで保たれている状態となります。
腸内環境が乱れてしまうと、悪玉菌が増え悪玉菌の発生する有害物質によって、肌荒れや便秘などを引き起こしてしまうことがあります。
ストレスや暴飲暴食も腸内環境の乱れを引き起こしてしまい、お肌の新陳代謝を遅らせたり、免疫力を低下させたりする場合があります。
また、シワやシミ、吹き出物やたるみなどの原因にもつながります。
肌荒れの原因となる悪玉菌を増やさないようにすることが重要です。

善玉菌とは

善玉菌は腸を良好な状態に保ち、食べ物の消化吸収を助ける、体の免疫力を高める、悪玉菌の増殖を抑制するなど、体に良い働きをすると言われています。
代表的な菌にビフィズス菌や乳酸菌があります。

悪玉菌とは

悪玉菌は腸内で有害物質をつくり、腸内の腐敗を進める、炎症を起こす、発がん性物質をつくり出すなど、体に悪い影響を与えると言われています。
代表的な菌にウェルシュ菌、ブドウ球菌、大腸菌があります。

腸内環境を調整する方法

◎バランスの良い食生活

腸内環境を調整するためには、食事から腸の善玉菌を増やすことが大切です。
食事では肉や魚、卵や乳製品、野菜やフルーツなどバランスよく摂ることがとても重要です。
また、乳酸菌をはじめとする善玉菌を多く含む発酵食品を食べるのもおすすめです。
発酵食品は、味噌、醤油、お酢、ぬか漬け、納豆、チーズ、ヨーグルトなどがありますが、腸内にとどまることができないため、毎日継続して摂取することが大切です。

◎運動をする

運動は、ぜん動運動と呼ばれる腸の運動を刺激し、善玉菌が増えやすくなり、美肌へとつながります。
しかし、運動不足になると、腸の働きが低下し悪玉菌が増殖してしまいます。
ジョギングやストレッチ、ヨガなどは腸への刺激となるので、無理のない程度に運動をしてみてください。
忙しくて運動ができない場合には、日常生活の中で行なえる階段の昇り降りやお腹ひねりなどを加えるだけでも腸に刺激を与えることになりますので、仕事や家事の合間などにお腹を意識した動きを取り入れてみるのも良いかと思います。
しかし、過度な運動は腸の働きを悪化させる可能性もあるので注意してください。

◎質の良い睡眠

腸内環境を調整する上で睡眠は欠かせません。
睡眠不足や夜更かし、飲酒など生活リズムが不規則になってしまうと、腸の働きが低下して悪玉菌が増殖し、肌荒れを起こしやすくなります。
なるべく生活リズムを整えるように心がけてください。

◎ストレスケア

ストレスも、腸内環境を乱す原因の1つになります。
腸は、心の健康を保つ物質と身体の健康を保つ物質を作り出しており、腸内環境を調整することで心身共に身体の健康状態をより良くすることが期待できます。
ストレスを軽減するための方法(瞑想、ヨガ、散歩など)を取り入れ、心身のリラックスを促すことも腸の働きを良くすると言われています。
長期にわたるストレスはホルモンバランスを崩し、お肌の状態を悪化させることがあります。

◎水分補給

水分不足は、ターンオーバーの乱れといったお肌に備わる機能の低下にもつながります。
さらに、白湯で水分を取ると体温を下げることなく摂取でき、内臓が温まるため腸の動きをより促進することが期待できるのでおすすめです。
また、十分な水分を摂ることで、腸の動きが促進され、便秘の予防にもつながります。
水分補給をこまめに行なうことは、健康と美容、両方に必要となりますので、目安としては、1.5~2Lの水を1日を通して小まめに分けて飲むようにしてください。

体の内側からのケアを大切にし、バランスの取れた生活を送ることで健やかなお肌を目指してください。

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