■姿勢の悪さが肌荒れの原因に!?
美肌を目指すには、スキンケアや食事に気を使うことはもちろん大切ですが、実はもう一つ、見落としがちなことがあります。
それは、正しい姿勢です。
スキンケアや食事に気をつけているのに、お肌の不調が続く場合、もしかしたら姿勢が関係しているかもしれません。
姿勢が悪いとなぜお肌の調子が悪くなるの?
◎代謝が悪くなる
健やかで美しいお肌を保つには、ターンオーバーがスムーズに行なわれることが大切と言われます。
姿勢の悪さは体全体の代謝を下げ、お肌の代謝であるターンオーバーの乱れにつながります。
お肌が生まれ変わるサイクルのターンオーバーが乱れると、古い角質がお肌の表面に溜まり、乾燥やくすみなど様々なお肌トラブルを引き起こす原因となります。
◎胃腸の働きが悪くなる
腸内環境とお肌の状態には、深い関わりがあると言われます。
猫背の場合、前かがみの体勢が多くなることで、内臓が圧迫されることになります。
内臓が圧迫され、内臓の正常な機能が妨げられることで腸の働きが悪化し、便秘や下痢といったトラブルが発生しやすくなります。
腸内環境の乱れは、肌荒れの原因となります。
◎血流が悪くなる
血液は体全体に栄養や酸素を運び、老廃物を排出する役割を担ってくれています。
常に背中が丸まった体勢でいると、血流が悪くなり、目の下にクマができやすくなったり、顔のくすみを招く原因となります。
また、老廃物が溜まることで、顔のたるみにつながります。
姿勢が悪くなる原因
◎筋力の不足
姿勢を維持するために必要な筋力が不足していると、前かがみや背中が丸まった体勢になりがちです。
特に背中や腹部の筋力の弱さは姿勢に影響を与えるそうです。
体幹を鍛えることで、正しい姿勢の維持につながります。
◎長時間のデスクワークやスマートフォンの使用
パソコンやスマートフォンを操作している際、画面を見るために前かがみの体勢になりがちです。
時々休憩を入れて、背筋を伸ばしたり、ストレッチをするなどして、体を動かすように心がけてください。
◎日常の癖
悪い姿勢の癖が身についてしまうことが原因です。
例えば、椅子に寄りかかって座る、足を組む、頭を前に突き出すなどです。
椅子に座る際は、椅子に深く腰掛け、足の裏をしっかりと地面につけた状態で背もたれに背中をつけることを意識することで、骨盤がしっかり立ち、正しい姿勢で椅子に座ることができます。
他にも、荷物を持つ時に利き手ばかりを使っていたり、同じ方の足を組む癖があるなど、このような動作によって、体の片側だけに負担がかかると、骨盤が歪んでしまい、姿勢の悪さにつながります。
なるべく体の片側だけに負担がかからないよう、意識してみてください。
正しい姿勢のポイント
◎座り方
背筋を伸ばすだけでなく、どこで座るかということが重要になるそうです。
椅子に座り、お尻の下に手を敷いた時に、手にあたるゴツゴツした骨を坐骨と言います。
その坐骨で座るように意識することで、骨盤が立ち、姿勢よく座ることができるそうです。
◎立ち方
正しい姿勢を確かめるためには壁を使うのが良いそうです。
壁に体をつけた時、後頭部、肩甲骨、お尻、ふくらはぎ、かかとが壁についた状態が正しい姿勢です。
その際、左右の肩の位置が同じ高さであること、おへそに力を入れてお腹を引っ込め、お尻を引き締めることを意識します。
横から見て、耳たぶ・肩の中心・肘・くるぶしが一直線になると良いそうです。
姿勢が良くなると、カッコ良く見えるだけでなく、痩せやすい体質になったり、お肌の調子が良くなるなど、良いことばかりです。
常に正しい姿勢を保つのはなかなか大変ですが、できるだけご自身の姿勢に意識を向けるよう心がけてください。