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039:おでこの肌荒れと髪の毛の関係

■おでこの肌荒れは髪の毛が関係している

誰もが経験する肌荒れですが、顔の中には肌荒れが起きやすい箇所がいくつかあります。
その中でもおでこは、肌荒れを繰り返しやすいため、悩んでおられる方が多い部位になります。
おでこは汗をかきやすく、皮脂が多く分泌されるため、毛穴も詰まりやすくなっています。

おでこの肌荒れの原因

◎髪の毛の刺激

おでこは前髪が触れやすい部位になります。
特に前髪が長かったり、髪の毛が固定されていない場合は、おでこに髪の毛があたり、摩擦が起きやすくなります。
この摩擦によりお肌が刺激を受けて、炎症を起こし肌荒れの原因になることがあります。
また髪の毛は静電気をためやすく、空気中に浮遊しているホコリや汚れ、雑菌などを吸着しやすくなっています。
これらのホコリや汚れ、雑菌が前髪を通しておでこに触れると、毛穴の詰まりや炎症を引き起こす要因にもなります。

◎スタイリング剤の付着

ヘアスプレーやヘアワックスなど髪の毛に付けたスタイリング剤が、おでこに付着することで、お肌が刺激を受けたり、毛穴を詰まらせ雑菌を繁殖させてしまい、肌荒れの原因になることがあります。
特にスプレータイプは、髪の毛だけでなく直接お肌にかかってしまうこともありますので、使用される際は直接お肌にかからないよう注意が必要です。

◎洗顔料やシャンプー、トリートメントなどのすすぎ残し

特におでこは、髪の毛の生え際がすすぎ残ししやすい箇所になります。
洗顔料やシャンプー、トリートメントなどがお肌に残ったままになっていると、それが刺激になり、肌荒れを引き起こす原因となることがあります。

おでこの肌荒れ防止対策

1)刺激を避ける

前髪がおでこにかからないようなヘアアレンジをしたり、ピンやゴムでまとめたり、ヘアバンドやカチューシャなどを活用し、髪の毛がおでこに触れないよう工夫してください。
スタイリング剤を使用する際は、おでこにティッシュやタオルをあてるなどして、直接お肌にスタイリング剤がかからないようにすることが大切です。
また、帰宅後はできるだけ早めに髪の毛を洗い、スタイリング剤を落としてお肌への負担を軽減するよう心がけてください。
シャンプーやトリートメントなどのすすぎ残しも、肌荒れの原因になりますので、髪の生え際もすすぎ残しがないように、しっかりすすいでください。

2)洗顔はやさしく丁寧に

洗顔し過ぎてしまうとお肌に必要なうるおいまでとり過ぎてしまいますので、基本、朝と夜の2回行なってください。
また、ゴシゴシと強くこすってしまうと、お肌が摩擦により刺激をうけ肌荒れの原因となります。
洗顔料はしっかり泡立ててキメの細かな泡をつくり、顔全体に、円を描きながら泡を転がすように丁寧にやさしく洗ってください。
その後、ぬるま湯で髪の生え際やこめかみなど、すすぎ残ししやすい箇所をしっかりすすいでください。

3)しっかり保湿

洗顔後は、水分が蒸発しやすい状態となるため、お肌が非常に乾燥しやすくなっています。
洗顔後はすぐにたっぷりの化粧水でお肌をうるおし、化粧水の水分を逃がさないようにするため、クリームで保湿し、お肌の水分と油分のバランスを整えてください。

おでこは人の視線があつまりやすい部位です。
肌荒れの原因となる髪の毛の刺激を避ける工夫と、お肌を清潔に保つための洗顔や保湿などの基本的なスキンケアを見直していただき、きれいなおでこを目指してください。

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