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093:年齢肌を健やかなお肌へ

■年齢肌とは

年齢肌とは、年齢を重ねたお肌の状態のことで、加齢に伴って乾燥やシミ、シワ、くすみ、たるみ、毛穴の目立ちといった、これまでになかった変化が現れたお肌のことを指すそうです。
また、お肌に変化が出始めるのは20代後半からとも言われており、年齢とともにお肌はさまざまな変化が生じます。

年代別でのお肌の変化には個人差がありますが、次のような傾向があると言われています。

◎10代

皮脂が多くニキビや吹き出物ができやすいです。

◎20代

ターンオーバーの周期は28日程度と短く健やかな肌状態ですが、20代後半から徐々にお肌の皮脂や水分量が減少するので乾燥しやすくなります。

◎30代

皮脂や水分量に加え、コラーゲンやエラスチンなどのお肌にハリやうるおいを与える成分が、ゆるやかに減少し始めます。
ターンオーバーにかかる日数が増え、古い角質が残りやすくなるためお肌のくすみや毛穴の黒ずみ、シミができやすくなります。

◎40代

30代よりも皮脂や水分量、うるおい成分が減少するためお肌が乾燥しやすくなり、ホルモンバランスの乱れやターンオーバーの周期が長くなることによりお肌のハリや弾力が失われ、たるみやシワが目立ちやすくなります。

◎50代~

40代の肌状態に加え、土台となる筋肉量や骨密度の低下により、内側からお肌を支える力が弱くなり、ターンオーバーにかかる日数も45~60日以上になるそうです。

◎保湿重視のスキンケア

年齢を重ねるごとに皮脂や水分量が減少し、お肌は乾燥しやすくなります。
お肌の乾燥はお肌トラブルを招く原因となりますので、しっかり保湿を行ないお肌にうるおいを与えることが大切です。
洗顔後のお肌は汚れと一緒にお肌のうるおいを守っている皮脂膜も洗い流されてしまうため、水分が蒸発しやすい状態となり非常に乾燥しやすくなります。
洗顔後はすぐに、たっぷりの化粧水でお肌に水分を補ってください。
乾燥が気になる部分には重ね付けをしたり、化粧水をコットンに含ませたコットンパックもおすすめです。
化粧水がお肌になじんだら水分が蒸発しないように、クリームで保湿してください。
クリームは手のひらで温めてから、摩擦が起こらないようやさしく丁寧にお肌になじませてください。
化粧水の保湿ケアについては「化粧水はたっぷり使う」に詳しく記載しておりますのでそちらをご覧ください。

◎紫外線からお肌を守る

紫外線はお肌の老化を早める要因の一つと言われています。
紫外線は一年を通して屋外だけでなく屋内にも降り注いでいますので、できる限り毎日、日焼け止めを使って紫外線対策を行なうことが大切です。
また外出時には、日傘や帽子、長袖の服、UVカットのサングラスを着用するなど、紫外線からお肌を守る対策を行なってください。

◎生活習慣を整える

健やかなお肌を保つためには、食事や運動、睡眠など身体の内側からケアすることも重要です。
タンパク質やビタミン、ミネラルなどのバランスがとれた食事を心がけていただき、お肌の老化の原因となる活性酸素を含む添加物の多い食品の摂取は控え、抗酸化作用のあるビタミンCやビタミンEなどの栄養素を摂取していただくこともおすすめです。
また、ストレッチやウォーキングなどの適度な運動や十分な睡眠をとることは、ストレス解消やお肌のターンオーバーを整えることにもつながります。
できれば毎日決まった時間に消灯し、睡眠時間を確保するようにしてください。
生活習慣については「健やかなお肌を保つ生活習慣」に詳しく記載しておりますのでそちらをご覧ください。

年齢肌の進行を止めることはできませんが、日々のケアや習慣の積み重ねが大切になります。
できることから始めていただき健やかなお肌を目指してください。

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