■秋の間に夏のダメージをリセット
秋は、夏の疲れが身体に残っており、気温や湿度の変化によって身体やお肌に不調が出やすい時期です。
また、気温が下がるにつれて新陳代謝が少しずつ低下する時期でもあります。
そのため、本格的に寒くなる冬を迎える前に、夏の間に蓄積した疲れや老廃物をリセットして、身体の内側から整えておくことが大切です。
秋に取り入れたいリセット習慣とその効果
◎季節の食材を積極的に取り入れる
秋は、さつまいもやかぼちゃ、れんこん、柿など、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富な食材が多く出回ります。
これらの食材は、腸内環境を整えるだけでなく、身体を温める効果があると言われています。
腸内環境が整うことで、お肌のくすみや肌荒れを防ぐことにつながります。
また、かぼちゃなどのビタミンCやβカロテンが豊富な野菜には、抗酸化作用があるため、お肌のダメージを防ぐ働きが期待できるそうです。
◎水分補給と温かい飲み物で代謝を促進
体内の老廃物を排出するには、水分補給が大切ですが、秋は身体が冷えやすいため、温かい飲み物を意識的に摂ることをおすすめします。
温かい飲み物で身体が温まり血行が良くなることで、栄養や酸素がお肌に行き渡り、健やかなお肌に導いてくれます。
また、体内の水分バランスも良くなるため、身体の内側からお肌にうるおいを与え、乾燥やシワなどのお肌トラブルを防ぎます。
寒くなるとついつい水分補給を怠りがちですが、1日を通して1.5~2リットルの水を飲むことを心がけてください。
◎軽い運動と深い呼吸でリフレッシュ
秋は運動しやすい気候のため、ウォーキングやストレッチなど、身体に負担の少ない運動を秋のリセット習慣の一つとして取り入れると良いそうです。
運動により血流が良くなり、新陳代謝が活発になることで、お肌のターンオーバーが整い、古い角質が自然に剥がれ落ちやすくなるため、健やかなお肌を保つことにつながります。
さらに、呼吸を意識したヨガや瞑想もおすすめです。
深い呼吸で自律神経を整え、リラックスすることで、心身のバランスが整い、日々の疲れをリセットすることができると言われます。
◎半身浴でじっくり汗をかく
夏はシャワーで済ませていた方も多いかと思いますが、秋はゆっくり半身浴をするのに最適な季節です。
じっくりと汗をかくことで、身体の中に溜まった老廃物を排出することができます。
38~40℃程度のぬるめのお湯に、15~20分程度ゆっくり浸かることで、無理なく発汗を促せます。
血行が促進されることで、お肌のくすみ予防にもつながります。
◎質の良い睡眠で回復力を高める
ダメージをリセットするには、良質な睡眠が欠かせません。
夜更かしを避け、できるだけ毎日同じ時間に寝起きすることで、体内リズムが整い、疲労回復につながります。
また、眠り始めてから約3時間後の深い眠りについた際に分泌される成長ホルモンには、新陳代謝を活性化させ、血行を促進する働きがあると言われるため、老廃物が排出され、お肌の健康をサポートする働きが期待できます。
質の良い睡眠をとることで、成長ホルモンの分泌が促され、美肌ケアにつながります。
睡眠と美肌の関係については「睡眠と美肌の関係」に詳しく記載しておりますので、そちらをご覧ください。
また、秋は乾燥しやすい季節でもあります。
特に、朝晩の冷え込みでお肌の水分が奪われやすくなるため、保湿を重視したスキンケアを心がけてください。
秋の乾燥からお肌を守るためのポイントについては「秋の乾燥に負けないお肌を目指す」に記載しておりますので、併せてご覧ください。
寒さが増す秋こそ、日々のケアに少し気を使ってみてください。
これからの寒い季節を乗り切るために、秋からしっかりと準備しておくことが大切です。