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114:角栓ができる原因とケア

■角栓とは

毛穴に詰まった皮脂や古い角質、汚れが混ざり合い固まってできるものです。
角栓の約70%が古い角質で、残りの30%が皮脂と言われています。
特に皮脂の分泌量が多い部位にできやすく、額や鼻周り、あごなどのTゾーンに見られます。
最初は柔らかい状態の角栓も、空気に触れると固くなり、毛穴に詰まった皮脂が酸化して黒ずみ、目立ちやすくなります。
また、角栓によって毛穴が詰まると、ニキビの原因菌であるアクネ菌が繁殖しやすくなり、お肌トラブルを引き起こす原因となることがあります。
日々のケアで角栓ができにくい状態を保つことが大切です。

◎皮脂の過剰分泌

ホルモンバランスの乱れやストレス、油分や糖分の多い食品の摂取、ビタミンやミネラル不足などが皮脂分泌を増加させる要因となります。
過剰な皮脂が毛穴を詰まらせ、角栓ができやすい状態を招いてしまいます。

◎お肌のターンオーバーの乱れ

紫外線や加齢、生活習慣の乱れによって、お肌が生まれ変わるサイクルのターンオーバーが乱れると、古い角質がスムーズに剥がれ落ちず、毛穴に溜まって角栓を形成しやすくなると言われています。
ターンオーバーについては、「ターンオーバーが乱れる原因と対策」に詳しく記載しておりますので、そちらをご覧ください。

◎乾燥

お肌が乾燥すると、うるおいを保つために皮脂が過剰に分泌されることがあり、過剰に分泌された皮脂が毛穴に詰まり、角栓を作る原因となることがあります。

◎汚れの残留

洗顔が不十分だと汚れが毛穴に残り、皮脂や角質と混ざり合い、角栓ができやすくなります。
毎日のスキンケアで毛穴の汚れをしっかりと取り除くことが大切です。

◎お肌を温める

洗顔前に蒸しタオルを使ってお肌を温めると、毛穴が自然に開き、毛穴に詰まった皮脂や汚れが柔らかくなり、取り除きやすくなると言われています。
蒸しタオルは熱すぎないように注意し、心地よい温度で数分間、顔や角栓が気になる部分にあてることが効果的とされています。
蒸しタオルの過度な使用はお肌に負担をかけることもあるため、週に1~2回程度を目安に行なうようにしてください。
蒸しタオルの効果や注意点、作り方については「蒸しタオルでうるおいのあるお肌に」に記載しておりますので、そちらをご覧ください。

◎洗顔料を使った洗顔

1日2回、朝と夜に洗顔料を使用して洗顔することが良いとされています。
朝は洗顔料を使わない方もいらっしゃいますが、人は寝ている間に汗をかき、皮脂や古い角質、ほこりなどの汚れが付着しているため、朝も洗顔料を使ってしっかり汚れを落とすことが大切です。
また、洗い流す水温が低すぎると余分な皮脂や汚れが落としにくくなることがありますので、30~34℃ぐらいのぬるま湯で、すすぎ残しがないようにしっかり洗い流してください。
洗顔後は、柔らかいタオルでお肌に残った水分を、やさしく押さえるように吸い取ります。

◎しっかり保湿

洗顔後は、お肌の水分が奪われやすい状態になっているため、時間をあけずにたっぷりの化粧水でお肌にうるおいを与えるようにしてください。
その後うるおいを逃がさないようにクリームでしっかり保湿することが大切です。
べたつきが気になる場合は、クリームの使用量を調節してください。

日々のスキンケアを怠ってしまうと、皮脂が溜まり角栓ができやすいお肌の状態になってしまいますので、正しいスキンケアを心がけ、角栓ができにくい健やかなお肌を目指してください。

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