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098:夏のお肌トラブルの原因と対策

■夏はお肌に負担がかかる

夏は気温と湿度が高いうえに、日差しがとても強い季節です。
一方、室内では冷房が効いており、室外との温度差が原因でお肌の調子が悪くなることがあります。
夏のお肌は、外部からの刺激が多く気付かない間に負担がかかっています。

◎紫外線

シミやシワ、たるみなど肌老化の原因の80%が紫外線による光老化だと言われています。
紫外線を浴びることで、お肌の弾力やハリを保つ役割を果たしてくれているコラーゲンやエラスチンが破壊され、シワやたるみにつながるほか、お肌の水分量が減少し保湿機能も低下してしまうため、乾燥肌や肌荒れを引き起こすことも考えられます。
また、紫外線からお肌を守るためにメラニン色素が過剰に生成され、シミやソバカスにつながることもあります。

◎汗

汗をかくと肌表面はうるおっているように感じますが、汗が蒸発するときにお肌の水分も一緒に蒸発するため、お肌内部が乾燥しているインナードライ肌と呼ばれる状態になっていることがあります。
乾燥した状態が続くと、乾燥を補うために皮脂の分泌が増えることがあり、毛穴が詰まったり、ニキビや吹き出物などができやすくなります。
インナードライ肌については「インナードライ肌の原因と対策」に記載しておりますのでご覧ください。

◎冷房や冷たい食べ物などによる冷え

冷房が効いた室内は湿度が低く、空気が乾燥しているため、お肌の水分が奪われ乾燥しやすくなります。
乾燥というと、気温が下がり空気が乾燥する冬のイメージがあるかと思いますが、夏も冷房や扇風機を使用することで室内が乾燥するので、注意が必要です。
また、職場や電車など多くの人が利用する場所では冷房が効き過ぎていたり、冷たい食べ物や飲み物などを摂取することも増えるので、身体が冷えて血流が悪くなりがちです。
血流が悪くなるとお肌に必要な栄養素や酸素が行き届かなくなり、新陳代謝が低下してお肌がくすんで見えることがあります。

◎洗顔

汗をかきやすく皮脂の分泌も多くなる夏は、洗顔でしっかりと汚れを落とすことが大切ですが、ゴシゴシ洗わないようにしてください。
摩擦でお肌を傷つけないように、洗顔料をたっぷり泡立ててやさしく洗います。
すすぎ残しがないようにして、清潔なお肌を保つようにしてください。
また、汗や皮脂でベタつくからと1日に何度も洗顔すると必要な皮脂まで洗い流されお肌の乾燥を招き、カサつきや粉吹きが起こりやすくなるため、洗顔のしすぎにはご注意ください。
粉吹き肌を防ぐ方法については「粉吹き肌の主な原因と予防」に詳しく記載しておりますのでご覧ください。

◎保湿

夏は、お肌のベタつきや汗が気になるからと保湿ケアを怠りがちですが、紫外線や冷房などの影響でお肌が乾燥することがあるため、必ず保湿ケアをするようにしてください。
お肌にうるおいを与えるために、化粧水をたっぷり手のひらにとって顔全体になじませるようにやさしく押さえながら水分を補います。
その後、クリームでお肌に必要な油分を補い、うるおいを逃がさないようにしてください。

◎日焼け止め

紫外線対策は夏はもちろん、一年を通し毎日の習慣として行なうことが大切です。
日焼け止めを塗るときは首の後ろや耳、デコルテなども忘れずに塗るようにしてください。
汗をかいたりタオルで汗を拭いたりすることで部分的に取れたり、時間が経つと紫外線防止効果も落ちるのでこまめな塗り直しが必要です。

これから本格的に暑い夏が始まり、お肌へのダメージも多くなりますが、毎日の丁寧なスキンケアで夏の厳しい環境に負けない美肌を手に入れてください。

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