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084:ゆらぎのないお肌を目指す

■ゆらぎ肌とは?

春のお肌は、冬の乾燥によるダメージが蓄積され、保湿力が低下しているため、とてもデリケートな状態です。
季節の変わり目による気温の変化やストレスなどが原因で、一時的にお肌が敏感になっている状態のことを「ゆらぎ肌」と言うそうです。

◎気温の変化

春は、真冬に比べると気温が上昇しますが、まだまだ寒い日もあったりと寒暖差が激しい時期です。
季節の変わり目の気温の変化が激しい時期には、お肌が変化に対応しきれず不安定な状態になります。

◎ストレス

新生活のスタートなどで環境や人間関係に大きな変化がある場合は、いつも以上にストレスがかかりやすくなります。
ストレスが原因で自律神経やホルモンが乱れると、お肌に悪影響を及ぼすことが考えられます。

◎花粉・黄砂・PM2.5

春先は春一番などの強い風にのって、花粉や黄砂、PM2.5などの大気汚染物質が、1年の中でも特に飛散しやすい時期です。
これらの物質はアレルギーの原因になるほか、お肌に付着することで、かゆみや炎症などの肌荒れを招くことが考えられます。

◎紫外線

春は紫外線量が急激に増加する時期です。
春だからと油断していると紫外線のダメージを受けて、お肌の乾燥、シミ、シワなどを引き起こす原因となります。

◎丁寧な洗顔

お肌がデリケートになる季節の変わり目は、お肌の乾燥やダメージを防ぐためにも、やさしく洗顔をすることが大切です。
洗顔料をよく泡立てて、お肌に摩擦が加わらないように泡のクッションでやさしくなでるように洗ってください。
また、お肌に洗顔料が残るとお肌トラブルの原因にもなるため、30~34℃程度のぬるま湯で丁寧に洗い流してください。

◎やさしく丁寧なスキンケア

健やかなお肌を保つには保湿を重視したスキンケアが大切ですが、お肌がゆらいでいるときは、いつも行なっているスキンケアでも刺激を感じてしまうことがあるため、できるだけお肌への刺激が少ないスキンケアを心がけてください。
シートマスクなどのスペシャルケアは刺激が強いため、お肌が不安定なときは使用を控えていただく方がよいかと思います。
化粧水やクリームは手のひらでお肌を包み込むようにハンドプレスをして、やさしく丁寧に馴染ませてください。

◎日焼け止めを塗る

日焼け止めを塗ることで、紫外線対策になるほか、日焼け止めがクッションとなり、花粉や黄砂、PM2.5などの大気汚染物質が直接お肌に触れるのを防ぐことができるため、外部の刺激からお肌を守ることにもつながります。
マスクや帽子、メガネなどを使った対策もおすすめです。

◎生活習慣を整える

健やかなお肌を保つためには、栄養バランスのとれた食事をとり、身体の内側からもお肌をケアすることが大切です。
タンパク質やビタミンなどのお肌に良い栄養素を含んだ、バランスのとれた食事を心がけてください。
また、睡眠中に分泌される成長ホルモンは、お肌の新陳代謝を促して細胞のダメージを修復してくれる働きがあると言われるため、良質な睡眠をとることも大切です。

お肌の状態には個人差があり、お肌のゆらぎ方にも違いがあります。
ゆらぎ肌の原因を知り、適切な対策をすることで、季節の変化に負けないお肌を目指してください。
秋のお肌については「秋のお肌が不安定な理由と対策のポイント」に記載していますので、参考にご覧ください。

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