■入浴しながら美容効果を高める
お風呂の時間は身体を温め疲れを癒してくれるだけでなく、さまざまな美肌効果が得られるとされています。
お風呂に使用される水道水には塩素が含まれており、沸かしたばかりのお湯は刺激を感じることがあるため、入浴剤を入れられる方もいらっしゃるかと思います。
市販の入浴剤を使われている方がうっかり入浴剤をきらしてしまったり、少し気分転換したい時などに身近で入浴剤として代用できるものもたくさんあります。
入浴剤に代用できるもの
◎柑橘類の皮
ゆずやみかんなどには、お肌のハリや弾力を与えてくれるコラーゲンの生成に必要なビタミンCや、抗炎症作用のあるクエン酸が豊富に含まれています。
また、精油成分であるリモネンがお肌をうるおしてくれます。
◎りんご
りんごはビタミンやミネラルが豊富で、血行促進や抗酸化作用のあるリンゴポリフェノール、お肌のうるおいを守ってくれるセラミドやペクチンなどの保湿成分が含まれています。
◎しょうが
しょうがの辛味成分であるショーガオールやジンゲロールが身体を温め、血行を良くし緊張した筋肉をほぐしてくれます。
また、しょうがはカリウムが豊富に含まれており、むくみを解消する働きも期待できます。
◎紅茶
紅茶の成分であるフラボノイドには消臭作用があるので、汗をかきやすい夏場に利用するのもおすすめです。
また、紅茶の良い香りでリラックスできます。
◎牛乳
牛乳に含まれている乳脂肪分が肌表面に膜を作り、保湿や保温効果が期待できます。
また、牛乳に含まれるカゼインには古い角質を取り除く働きもありお肌のくすみ予防にもなります。
入浴剤を代用する時の注意点
柑橘類やりんごなどの固形物は目の細かいネットなどに入れるようにして、配管をつまらせないように注意してください。
代用品によっては浴槽に色素が付着したり、傷めてしまうこともありますので、入浴後はすぐにお湯を流し浴槽の掃除をしてください。
また、故障の原因になる場合がありますので、お風呂の自動運転や残り湯での追い炊きは控えてください。
入浴後のケア
入浴後は、お肌が温まり毛穴が開いているため乾燥しやすい状態になっています。
お肌がまだ湿っているうちに、クリームなどで全身の保湿を行ないお肌の乾燥を防ぐようにしてください。
体調や肌質などによりお肌に合わない場合もあり、特にお肌が敏感な方やアレルギーをお持ちの方は注意が必要です。
入浴剤として代用できるものはたくさんありますが、少しずつ試しながらご自分に合ったものを見つけていただき、うるおいのあるお肌を保つために活用してみてください。