■体調が悪い時にお肌の調子も悪くなるのはなぜ?
季節の変わり目は、気温や湿度の変化で、風邪を引いたり、何かと体調を崩しやすい時期です。
体調を崩すと、お肌が乾燥したり、いつもと同じスキンケアで刺激を感じたり、メイクのノリが悪くなったりと、お肌の調子まで悪くなってしまうことがあります。
体調不良時にお肌の調子が悪くなる原因
◎スキンケアがおろそかになる
体調不良の症状によっては、いつも通りにスキンケアを行なうことが難しい場合があります。
洗顔ができないと、お肌の表面に付着した汗や皮脂などの汚れが原因となり、お肌トラブルが起こりやすくなります。
また、化粧水やクリームで保湿ケアができないということは、お肌に栄養や水分が行き渡らず、よりお肌が乾燥しやすい状態になります。
◎免疫力が低下している
体調が悪い時は、体の免疫力が低下している状態です。
免疫力の低下に伴い、お肌も外部からの刺激に敏感な状態となるため、乾燥などお肌トラブルが起こりやすくなります。
◎栄養が不足する
体調が悪いと、食欲が低下し、食事をしっかり摂れないことが多いため、栄養不足の状態になりがちです。
特に、健やかなお肌を保つために欠かせない栄養素であるビタミンCは、風邪を引くことで急激に減少してしまうようです。
ビタミンCが不足することによって、お肌の調子が悪くなることが考えられます。
体調が悪い時のスキンケア
◎お肌の汚れを落とす
体調不良でデリケートなお肌に汚れが付着したままにしておくと、さらにダメージを与えることが考えられます。
体調が悪い時は、ゆっくりと体を休めることが大切ですが、お肌のためにも汚れはしっかり落としてから休まれることをおすすめします。
また、お肌がデリケートな状態のため、クレンジングや洗顔は、いつも以上にやさしく丁寧に行なうことを心がけてください。
◎やさしく丁寧なスキンケア
免疫力が低下したお肌は水分を保持できなくなり乾燥しやすいため、保湿を重視したスキンケアが大切ですが、お肌が弱っているときは、いつも行なっているスキンケアでも刺激を感じてしまうことがあります。
そのため、できる限りお肌への刺激が少ないスキンケアを心がけ、お肌をやさしくいたわってあげてください。
シートマスクなどのスペシャルケアも刺激が強いため、控えるようにしてください。
化粧水を塗布する際にコットンを使用されている方もいらっしゃるかと思いますが、弱っているお肌にとっては、コットンによる刺激もダメージになることが考えられます。
化粧水は手のひらでお肌を包み込むようにハンドプレスをして、やさしく丁寧に馴染ませるようにしてください。
◎スキンケア以外でも乾燥対策を
体調不良の時は、体内の水分が不足しがちです。
体内の水分が不足すると、お肌の乾燥にもつながるため、いつもより意識して水分を摂ることを心がけてください。
また、空気が乾燥していると、お肌も乾燥しやすくなります。
部屋が乾燥している場合は、加湿器や濡れタオルを干すなどして、部屋の湿度を50%前後で保つようにしてください。
◎ビタミンCを積極的に摂取する
免疫力の回復やお肌のコンディション維持のために、ビタミンCは欠かすことができない栄養素です。
風邪を引くと体内のビタミンCは、体の回復のために優先的に使われてしまい、体内のビタミンCが不足してしまいます。
そのため、風邪を引いた時は、いつも以上にビタミンCを摂取することが大切です。
ビタミンCを豊富に含む果物を食べたり、サプリメントなどを利用して、積極的に摂取するように心がけてください。
「お肌は内臓の鏡」とも言われるように、お肌の不調は体の内側からのサインでもあります。
お肌の調子がいつもと違うと感じたら、睡眠不足や疲れが溜まっていないかなど、ご自身の体調を気にかけてみてください。
早めに体調の回復に努めることで、お肌への影響を最小限に抑えることにつながります。