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049:お肌トラブルを防ぐお酒の上手な飲み方

■お酒を飲む量の適量は?

適度なお酒を飲む量は、一般的に血中アルコール濃度が0.02%程度と言われています。
お酒の目安量は、ウイスキー60ml、ビール500ml、日本酒180ml、ワイン200mlとなりますが、体質的にお酒の弱い方や、体の大きさ、年齢やアルコールの分解能力などの違いによりお酒の適量に関しては個人差がありますのでご自身の適量を知ってお酒を飲み過ぎないことが大切です。

飲み過ぎたときのお肌の影響

◎乾燥

お酒を飲んだ後、体内ではアルコールを分解するために多くの水分を使います。
また、お酒には利尿作用もありますので消費する水分も多くなってしまい、軽い脱水症状のような状態になります。
お肌のうるおいをキープするための水分まで失われてしまうため、お肌が乾燥する原因になってしまうと言われています。
乾燥は小じわをはじめとした様々なお肌トラブルにつながってしまいます。

◎クマ

お酒を飲んでいると寝る時間も遅くなり睡眠時間が短くなります。
睡眠中もアルコールを分解するために体内の器官が休むこともなく活動していると言われています。
深い眠りの妨げになり浅い眠りが続いてしまうため睡眠の質が低下してクマができやすくなることにつながります。

◎肌荒れ

お酒を飲むとつい脂質の多いものなどを食べ過ぎてしまうため摂取カロリーが増えてしまい、夜遅い食事はお肌の不調にもつながります。
肝臓が担っているのはアルコールの代謝だけではなく、食事で摂取した脂質も分解してくれます。
肝臓はアルコールを摂取すると分解するのに忙しく働くため、食事で摂取した脂質の分解は後回しにされてしまい、分解しきれなかった脂質は毛穴の詰まりの原因となりニキビや肌荒れが起こりやすくなると言われています。

◎老けた印象

アルコールは肝臓で分解される時に活性酸素を生み出します。
この活性酸素によりお肌が酸化し、老けた印象を与えることにつながります。

上手な飲み方

◎適量を守る

年齢と共にアルコールを分解する能力は衰えてしまいます。
お酒を飲む場での1回の摂取量を減らすなどお酒を飲む量に注意してください。

◎水分をとる

お酒を飲むと体内の水分が排出されますので脱水症状をおこしお肌も乾燥してしまいます。
お酒を飲んでいる間もこまめに水を飲むことで二日酔いなども少なく、翌朝すっきりと目覚めることができると言われていますので利尿作用があるお茶やウーロン茶ではなくお水を常に飲むように心がけてください。

◎おつまみを工夫する

脂肪分の多いおつまみや、お酒で内臓が冷えてしまうため冷たいおつまみもよくないようです。
おつまみとしておすすめの枝豆には、アルコールの代謝を促進させるビタミンB1、肝臓の働きを向上させるうえで役立つコリンが豊富に含まれており二日酔いの防止につながると言われています。
アルコールの分解で消費されるビタミンを含むおつまみを積極的に取り入れることも大切です。

保湿ケア

大量のお酒を飲んで酔っ払って帰宅をしてしまったとしても、お肌の汚れを落とすようにしてください。
洗顔後、なるべく早く化粧水でお肌にうるおいを与え、その後クリームでしっかりふたをします。
お酒を飲んだ日の翌朝の保湿ケアも丁寧に行ない、お肌をうるおすことが大切です。

飲み過ぎはお肌に負担をかけてしまうようですが、健康と美肌を目指すためにご自身の適量を守りお酒と上手に付き合うことを心がけてください。

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