■スキンケアと生活習慣でなめらかなお肌に
毎日スキンケアをしているのに、お肌を触ったとき肌表面がなめらかでない感じがしたりするのは、お肌の水分が不足していたり皮脂量が足りていなかったりすることが主な原因となります。
原因
◎ターンオーバーの乱れ
正常なターンオーバーでは、角質といったお肌の老廃物が規則正しく排出されるため、お肌はなめらかな状態を保ちやすくなります。
しかし、ターンオーバーが乱れてしまうと不規則に角質が剥がれてしまうため、お肌のなめらかさを感じられなくなることがあります。
◎角栓のつまり
角栓は、毛穴にたまった皮脂と古い角質が混ざりあってできたものです。
毛穴からはみ出した角栓は、空気に触れると酸化して硬くなり、お肌に触れたときなめらかに感じないことがあります。
◎皮脂の分泌
皮脂はお肌を守る大切な役割を果たしていますが、分泌される皮脂の量が多すぎたり少なすぎたりすると、この役割が上手くはたらきません。
そのため、お肌が乾燥しやすい状態になってしまいます。
なめらかなお肌を保つための予防
1)紫外線
紫外線はお肌の弾力や水分を奪い、乾燥しやすいお肌に繋がります。
外出時は必ず日焼け止めを使用し、帽子やサングラスを着用することをおすすめします。
2)生活習慣
お肌の代謝を正常化させるために、身体の内側から予防することも重要になります。
身体の新陳代謝を促すホルモンは、就寝中に分泌され、疲労回復を促すため睡眠は大切です。
また、食事も大豆食品や良質なたんぱく質を摂取することはもちろん、野菜や発酵食品などもバランスよく食べるように心がけてください。
身体の血行をよくするために、適度な運動も取り入れてください。
運動する習慣がない方は、ストレッチをするだけでもいいので、取り入れてみてください。
3)スキンケア
洗顔料をしっかり泡立てて、やさしく洗います。
指の腹を使って円を描くように、やさしく泡をなじませて、汚れや古い角質をきちんと落とすことが大切です。
力を入れてゴシゴシこすったり、長い時間をかけて洗うと、お肌を守るために必要な皮脂膜が失われてしまいますので気を付けてください。
洗顔後は、化粧水やクリームでしっかりお肌を保湿します。
べたつきが気になるからとクリームを塗らずにいると、うるおいを保つことができません。
また、これ以上水分を逃さないようにと、お肌の皮脂分泌が過剰になることもあるので、クリームでしっかりふたをしてうるおいを保つようにしてください。
なめらかでうるおいのあるお肌は見た目も若々しく、自分自身に自信を持つことができます。
スキンケアと毎日の生活習慣で身体の内側から、すこやかでなめらかなお肌を目指してください。
それでもお肌の表面に違和感を感じる場合は、皮膚科専門医等へご相談されることをおすすめします。