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034:目元は丁寧なケアが大切

■老けた印象を与える目元の乾燥

お肌の状態には個人差があるため、乾燥が気になる箇所は、それぞれ違いがあるかもしれませんが、乾燥の悩みが多い部位の1つに目元があります。
目元が乾燥した状態が続くと、シワやたるみなどを引き起こす原因にも繋がり、顔に老けた印象を与えてしまうことから、多くの方が悩んでおられる部位になるかと思います。

目元が乾燥しやすい原因

◎皮膚が薄い

目の周りの皮膚は顔の中でも非常に薄く、皮脂腺が少ないため、水分を保ちにくく、乾燥を招きやすい傾向があります。
また、目の周りのお肌は大変デリケートなため、摩擦によるダメージを受けやすい部位でもあります。
お肌に摩擦が加わるとお肌の刺激となり、乾燥や肌荒れを引き起こす場合があります。

◎加齢

年齢を重ねるにつれて、お肌のうるおいを守る力が低下すると言われます。
また、皮脂の分泌も減少するため、お肌の乾燥が進みやすくなります。

◎外的要因

空気の乾燥や強い紫外線、冷暖房の影響など、外的要因もお肌の乾燥を引き起こす原因となります。

◎目の疲れ

スマホやパソコンを長時間使用することにより、目の疲れが蓄積すると、まばたきが減少しドライアイを引き起こすほか、目の周りの筋肉に疲労が溜まることで血行不良を招き、まぶたの乾燥にも繋がると言われます。

◎お肌に負担を与えるスキンケア

洗浄力の強すぎるクレンジングや洗顔料は、お肌に必要なうるおいまでも洗い流してしまうため、お肌の乾燥に繋がります。
また、クレンジングや洗顔の際、汚れを落とそうとゴシゴシ強く擦ってしまったり、化粧水やクリームをなじませる際に、お肌に余分な摩擦が加わることで、お肌の乾燥を引き起こす原因となります。

目元の乾燥を予防するポイント

◎やさしく丁寧なスキンケア

目元の乾燥を防ぐためには、目元に加わる刺激や摩擦をできるだけ抑えることが大切です。
洗顔の際は、皮脂量の多いTゾーンや頬を先に洗い、デリケートな目元は最後に洗うようにします。
皮脂の落とし過ぎを防ぐために、30~34℃程度のぬるま湯を使うようにしてください。
皮膚が薄くてデリケートな目の周りのお肌は、化粧水やクリームの重ね付けなどでしっかりと保湿することも大切です。
化粧水やクリームを塗布する際は、指の腹の部分を使い、摩擦が起こらないようやさしく目元に触れるようにします。
化粧水やクリームを手のひらで温めてから塗布すると、お肌になじみやすく摩擦を軽減することができ、ハンドプレスを行なうことで、化粧水やクリームが角質層まで浸透しやすくなり保湿が高まるため、おすすめです。
その他、洗浄力のやさしいクレンジングや洗顔料を選んだり、スキンケアアイテムを見直すこともおすすめします。

◎紫外線対策

紫外線はお肌の乾燥を進める原因となります。
季節や天候にかかわらず、目元にもしっかりと日焼け止めを塗布してください。
保湿成分が配合された、お肌への負担ができるだけ少ない日焼け止めを選ばれることをおすすめします。
また、紫外線から目元を守るには、サングラスやつばの広い帽子を使用することも効果的です。

◎目の疲れに注意する

スマホやパソコンを長時間使用する際は、目を休ませるために、こまめな休憩を心がけてください。
目の疲れを感じた時は蒸しタオルを使うと、目元の血流が促進され筋肉もほぐれるためおすすめです。
なお、蒸しタオルの後は、しっかりとお肌を保湿してあげてください。

目の周りの皮膚は非常にデリケートな部位です。
やさしく丁寧にスキンケアを行ない、うるおいのある美しい目元を目指してください。

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