■マスク生活を快適に過ごす
お肌トラブルが起こる原因
1)摩擦
マスクを着用している時は、常にマスクがお肌に触れている状態になり、会話をしたり顔の筋肉を動かしたりすることでマスクが動き、お肌がこすれ摩擦が起こります。
その小さな摩擦が繰り返されることで刺激となり、肌荒れや炎症を起こしてしまいます。
2)蒸れ
気密性の高いマスクの中は、呼吸により湿度と温度があがり、発汗も多くなるため常に蒸れた状態になっています。
蒸れたマスクの中は細菌が繁殖しやすく、汗とともに過剰に分泌される皮脂がアクネ菌の餌となり、ニキビができる原因にもなっています。
3)乾燥
マスクをはずした時、お肌が外気にふれると肌表面の水分が急激に蒸発し、お肌に必要な水分まで奪われてしまい乾燥します。
また、外気との湿度の差が大きいほど水分が蒸発しやすくなり、お肌の乾燥をさらにすすめてしまいます。
マスクによる肌荒れ対策
1)マスク内の蒸れを解消する
蒸れの原因である湿度を調節することで、マスク内を快適に保つことができます。
汗はやわらかい素材のハンカチやティッシュなどで、こまめにふきとってください。
マスクを着用される際に、顔とマスクの間に綿のガーゼを挟んで使用していただき、ガーゼが湿ってきたら取り換えていただくことで湿度の調整ができます。
肌ざわりの良いコットンやシルクなどの天然素材のマスク、通気性の良い水着素材のマスクは二重にして使うこともできます。
また、長時間マスクを着用する場合は、こまめにマスクを取り換えていただき、マスク内を清潔に保つよう心がけてください。
2)顔を丁寧に洗う
マスクを着用しているお肌は敏感になっていますので、やさしく丁寧に汚れを落とすようにしてください。
洗顔料はしっかり泡立てて、キメの細かい弾力のある泡をつくりお肌の上を転がすように洗ったのち、ぬるま湯で洗い流してください。
洗顔料がお肌に残っていると、お肌トラブルの原因になりますのでよく洗い流してください。
3)乾燥が気になる前に保湿
朝晩、保湿を行なうことはお肌の乾燥を防ぎ、お肌トラブルの防止にもなります。
洗顔後はすぐに、たっぷりの化粧水でお肌に水分を補ってあげてください。
化粧水は手の温度で温めながら、やさしくお顔を包み込むようにハンドプレスし、顔全体にゆっくりなじませてください。
その後、うるおいを逃がさないようにクリームで保湿してください。
特に乾燥が気になる時は、いつもより少し多めにクリームをつけることをおすすめします。
油分を多めに塗ることで保湿を高め、お肌の水分を逃がさず長時間うるおいのあるお肌が保てます。
これからもマスクを使用する機会があると思います。
マスクをうまく活用しながら、快適なマスク生活をおくっていただくために、日々の乾燥を防ぐ対策をしてみてください。