■クリームをつけるタイミング
『化粧水をつけてからクリームを塗るまでの時間はどれくらいですか?』とご質問をいただくことがありますが、化粧水とクリームには、それぞれ役割があります。
化粧水の役割は、お肌に水分を補うことと整えることです。
化粧水はお肌にうるおいを与え、保湿を高めることにより、お肌の乾燥を防ぎます。
また、次に使うクリームをよりお肌になじませるようにする働きもあります。
クリームの役割は、クリームの油分などでしっかりふたをして、うるおいを逃がさなくすることです。
クリームは、肌表面で蒸発しないように水分を保持する成分が含まれており、化粧水で与えた水分が蒸発するのを防ぎ、必要な油分を補うことでうるおいを保ちます。
化粧水がお肌になじんでいないときや、うるおっていないときにクリームをつけると、お肌の角質層へ浸透することをクリームが邪魔してしまったり、よれてしまう可能性もあります。
また、クリームが化粧水に混ざり合って、ベタつきを感じることもあります。
化粧水がお肌になじんだことをしっかり確認してから、クリームを塗ることを心がけてください。
化粧水をつけてからクリームを塗るまでの時間は、化粧水がお肌になじむまでの時間となります。
お肌の状態によってなじむ時間は異なりますが、なじんでくると、お肌が手のひらに吸いつくようになると言われていますので、ご自身のお肌で確認してください。
ただし、クリームを塗るまでの時間を空けすぎると、水分やうるおいが蒸発し、お肌の表面が乾燥してしまいますので、化粧水がなじんだら時間を空けず、すぐにクリームを塗ることが重要です。
化粧水とクリームの使い方のポイントと注意点をご案内いたしますので、スキンケアの参考にしてください。
化粧水やクリームを正しく使用することで、その働きを十分に実感することができます。
お肌にしっかりなじんでいることを確認しながら、スキンケアを行なうことをおすすめいたします。