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009:口角を上げる生活習慣

■生活習慣と対策

1)口角を上げることに意識を向ける

口角を上げるためには、常に口角を上げた状態をキープすることがポイントです。
口角を上げる表情筋は、口角挙筋(こうかくきょきん)と大頬骨筋(だいきょうこつきん)です。
この筋力を意識することと顔全体の筋力を毎日の生活の中で鍛えていくことが大切です。

そのためには、喜怒哀楽の表情を意識してください。
会話をするときは、口をしっかり動かして表情豊かに喋ることで、今まで使われてこなかった表情筋が鍛えられます。

2)よくかんで食事をする

食事は、よくかんで食べてください。
よくかみ、歯ですり潰し、飲み込むことを意識すると口周りの筋力が鍛えられます。
根菜やスルメイカなどの硬めの食材がおすすめです。
よくかんで食べるのは口角を上げるだけでなく、満腹のサインが脳に伝わりやすくなり、食欲が抑えられ食べ過ぎを防ぐこともできます。

3)正しい姿勢を心がける

正しい姿勢とは、立った状態で頭の頂点・肩・お尻・かかとが一直線に真っすぐ伸びている状態のことです。
スマートフォンを見ているときの姿勢が下を向いていたり、長時間のデスクワークで首を痛めてしまったりしていると広頚筋(こうけいきん) が収縮し、口角のたるみを引き起こしてしまいます。
自分の姿勢が正しいかどうか気になる場合は、鏡を見ながらセルフチェックしてみてください。

4)クリームの塗り方に注意する

顔にクリームを塗るときは、横方向に塗るよう心がけてください。
皮膚のキメに沿って横方向に塗ることで、なじみがよくなります。
擦り込むのではなく、お肌を傷つけないよう優しく伸ばすイメージで塗り、ハンドプレスをしてよりしっかりお肌になじませていきます。

口角挙筋(こうかくきょきん)とは

口角を上にあげる筋肉のことです。
目元と口角を繋いでおり、口角を上向きに引き上げる働きがあります。

大頬骨筋(だいきょうこつきん)とは

口角のあたりからこめかみにつながる筋肉のことです。
大頬骨筋(だいきょうこつきん)と同じく口角を上向きに引き上げる働きがあります。

広頚筋(こうけいきん)とは

下あごから鎖骨の辺りまでを広く覆う筋肉のことです。
広頚筋が収縮することで、頬を下向きに引っ張ってしまい、フェイスラインのたるみの原因となります。

隙間時間でマッサージをする

隙間時間には、口角のコリをほぐすマッサージをしてみるのもいいと思います。
口まわりの筋肉がこっていると、血流が悪くなり、口角が上げづらくなります。
口角にはたくさんの表情筋がつながっています。
コリをほぐすマッサージで、バランスよく表情筋が使える状態を目指してください。

口角はたった1mm変わるだけで印象が変わってしまいます。
今日から口角を上げて笑顔の習慣を作ってみてください。

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